2日目:さっそく入院、手術のはずが

2020/12/02

骨折・適応障害ログ

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翌朝、病院へ

なんとか起きて支度をする。とはいえ着替えられていないのでそのままだ。
鎮痛剤は昨日から飲みっぱなしというのに折れた骨は相変わらず痛い。食欲もない。

何も食べずに出ていったか、あるいはパンを少し齧ったかもしれない。昨晩何も食べていなかったのに、お腹は微塵もすかなかった。

また家族に玄関から降ろしてもらい、車まで砂利道を松葉杖で移動し、無理やり車に足を入れ、近場で大きい病院に行った。入院する気満々で、大きなカバンに入院セットも詰めて持っていく。

外来診察を受けたとき、先生は「ここが折れてると靭帯も巻き込まれてる可能性もあるからMRIもとって」と言った。血液検査やレントゲンといった入院準備のたくさんの検査にMRIも追加された。時間のかかる検査だ。



CTと同じように固定され、動けず、とてもとても痛い。

それだけならまだしも、検査台に上る前に金属であるニーブレイスを外さなければならなかった。膝が固定されていない状態で検査台に上がるしかない。立ち上がると膝下の足の重さで膝が捻れて、ちぎれるような痛みに叫ぶしかなかった。

検査が終わったあと「こりゃ痛いわ…」と言いながら技師さんが出てきた。あんまりな折れ方だったんだと思う。

あちこち回ってぐったりしながら外来に戻ると、靭帯も機能していないことがわかった。
切れたのではなく、脛骨のてっぺんが三分割でばきばきになったのに巻き込まれて、前十字靭帯が骨ごとあるべき場所から外れてしまっていた。
靭帯は強かったから切れなかったけど、かわりに骨がぺりっと剥がれてしまった、とのこと。立派な骨折がさらに増えた。

「この手術は膝の専門家じゃないと無理。普通の脛骨高原骨折だけならうちでも手術できたんだけど……」

と言われて、また翌日別の遠い病院に行くことになってしまった。何十kmも離れた、電車でしか行ったことのない場所だ。
病院側も入院させる気満々でたくさん検査したし、こっちも入院する気満々だった。母はたくさんの重い荷物を持ってあちこち車椅子で検査に行く私に付き添ってくれていたのに、全てやり直しになってしまった。

そういえば何も食べていない。お昼の時間はとっくに過ぎていた。
ようやく一段落してパン屋に入ろうにも、車椅子のままで入れるか、食べれるかと確認してもらわなければならない。空いている時間だったから、テーブルの横に車椅子をつけてパンを齧った。ちょっとほっとした。

一度家に帰れたものの、帰りの車の僅かな振動もとても痛くて、何だか昨日より痛みがひどくて、ほとんど会話もできなくなるほど具合が悪くなっていた。このまま明日は何十kmも離れた病院に行かなければならない。しかも朝一番の予約枠。通勤電車には絶対に乗れない。

困り果てていると、家族が車椅子ごと運んでくれるタクシーサービスを見つけてくれた。玄関まで車椅子で迎えに来てくれるらしい。翌日早朝、それでさらに大きな病院にいくことになった。


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photo credit: BC Gov Photos New Surrey MRI ready to go via photopin (license)

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