ついにこの日が来た。リハビリ卒業

2021/05/26

リハビリ日記

t f B! P L
ついにね、この日がきました。このタイトルで記事を書ける日。

いつか必ず来るけれど、1年前の色々悩んで追い詰められていた私には、遠く遠く離れた辿り着かないものだと思われていた日。

2021年の3月31日。最後のリハビリでした。

怪我をしてから2年と1か月と2週間が経っていました。


リハビリを卒業するにはゴールがなければなりません。

以前の記事でも書いたけれど、ゴールを決めるのは意外と、とても、難しい。
まずは松葉杖ができるように、次は片松葉で歩けるように、次は松葉杖なしで歩けるように、より長く歩けるように、……と次々とくるゴールの一番最後にリハビリのゴールがあるとも違う。

リハビリのゴール=怪我する前100% ではなかった。少なくとも、私は。


リハビリのゴールを意識したのは、2021年に入ったあたり。復職して、リハビリが進んで、マシンで筋トレするようになり、リハビリメニューが一定のものになり始めた頃。
復職できて痛みが出ないようだったら、そろそろリハビリ卒業でも良いかもね、と理学療法士さんが言い始めてから、数か月後くらい。

そろそろ自分でリハビリをやるのでも良いんじゃないかな、家トレしたり、ジム行ったりでも良いんじゃないかな。

そう少しずつ思えてきました。

最初はまだまだ違和感があったし、膝はゴリゴリ鳴るし(原因不明だし)、リハビリを止めた瞬間また悪くなってしまうんじゃ、と思っていました。

ただ、そんな中でコロナの感染拡大で通っていた病院が外来停止になってしまったのです。

院内感染拡大が原因でした。なかなか収まらなくて、1か月かそれ以上は、ずっとリハビリがない日々が続きました。

その間、私がどうであったかというと、理学療法士さんに教わった家トレとストレッチをしっかり続けていました。リハビリがなくなったらやらないかなと思ってもいたのですが、予想に反して。

やらないと悪くなるのでは、という恐怖心からではなく、理学療法士さんにもっと良くなった姿を見せたい、リハビリなかったけど大丈夫でしたよと示したい、という一心でした。

だってさ、ずっとお世話になってた理学療法士さんが、「リハビリできなくて、そのせいで悪くなってしまって本当に申し訳ありません」って謝る姿を見たくなかった。理学療法士さんのせいじゃないもの。

そんなこんなで1か月自主トレを続けていると、案外筋肉痛になるなとか、今日は調子が悪いからここをしっかり伸ばそうとか、自分の身体のメンテナンスのコツが身についてるとわかった。

リハビリで使っている筋トレマシンも、同じ位置、同じ重さ、同じ回数をやればスポーツジムでもできると思った。リハビリを卒業したら、ジムに行けば良いんだ、と。

そしてリハビリ再開後、理学療法士さんに見てもらったとき、「リハビリ中断しててもまだまだ進化してますね!」と褒めてもらえた。

そんなことの積み重ねでいつの間にか、「そろそろリハビリ卒業で、次の診察(3か月に1回受けてた)で先生に相談して、ゴールにしても良いかなと思います」と言っていた。理学療法士さんは、「ここまでくれば安心ですね」と言ってくれた。

いつの間にか日常生活の痛みは薄れ、階段も一足一段で昇降できるようになり、ジャンプも、走りも、縄跳びもできるようになっていた。

そして迎えたその日、3月31日。奇しくも年度の終わり。先生は「きりが良いね、新年度新たな気持ちでいけるね」と笑ってた。


そう、翌日からは、私の新しい年のはじまり。リハビリのない、日々のはじまり。

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